電気治療器
マイクロ波治療器

 マイクロ波治療器交流電源(100V,50-60c/s)を効率のよいトランスを通して電圧をあげて、マグネトロンといわれる特殊の磁界真空管によって電子を磁界内で円運動させて電気振動を起こし、一定波長のマイクロ波を発信する治療器です。

マイクロ波治療器は、赤外線や太陽燈のように指向性をもったアンテナから一定方向に照射すると、3-5cmまでの皮膚・脂肪・筋肉層に吸収され、そのエネルギーが熱に変わり、この温熱作用によって血管の拡張が起こり、血流の増加、血行が促進され、そのため新陳代謝が促進され、組織の再生効果が期待される治療器です。

超音波治療器
超音波とは、ラジオの電波と同じ程度の速い振動で単位をヘルツで表していて、人間の聴取不可能な2,000ヘルツ以上の音を超音波と呼んでいる。特に、医療用に用いられるのは80万-100万ヘルツの超音波です。超音波は、水、油、固体のような媒体がなければ伝導はしない。組織に発射されると、その回数だけ、圧迫と吸引が繰り返され深部への透熱作用が強い。
超音波の生理作用としては機械的振動作用、温熱作用の二つが基本的に考えられている。その他、科学的作用、代謝促進作用、細胞膜透過性の増大、拡散の促進などの効果がある。機械的作用としては、超音波照射により深部の細胞に瞬間的に圧の変動が加わり、その結果組織細胞は強力に圧迫・伸展を繰り返す。いわば深部の高速度マッサージとして局所の物質代謝を亢進させ、病的産物の吸収を促進する。
温熱作用としては、機械的振動の結果、分子間の激しい摩擦が起こり熱を発生させる。超音波の特徴として、特に、軟部組織を選択的に熱せられ代謝を促進させる。科学的作用としては、超音波はキャビテーション(発泡作用)といって、液体中に空洞ができる現象がある。これは超音波のために液体中の溶け込んでいた気体が遊離してできたもので、気泡がこわれるとき非常に短い時間に、局所的に数千気圧の圧力を生じる。
グリッフィングは、発生した気泡が、超音波の圧力の脈動に応じて断続的に圧縮されると、気泡の内部は局所的に非常に高熱を発生する。
低周波治療器

  低周波治療器は、交流電流を整流し、任意の波形や断続数(低周波数)をもった治療機器をいい低周波と称しているのは0-1,000Hzまでであることによる。

低周波で神経や筋に刺激を加えるとその部位に興奮が起ころ。なかでももっとも自然な刺激が電気刺激であり、その本体は細胞膜面におけるイオン集積にあり、生体に電流を流した時それが流れるのは電解質のイオンの移動によって電気が運ばれるためである。

 つまり、細胞内外にあるイオンの配分差が起こり興奮が起こる。これらの刺激が筋や神経を興奮させることによって血管を拡張させ新陳代謝を促進させ治癒力を高めるものである。

















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